ハリがあって、ツヤがある。
それがやっぱり理想ですね。
赤ちゃんみたいにピンと張った弾力のある肌は、もう取り戻せないのでしょうか?
ハリやツヤのある状態とは、どんな状態なのでしょう。
一つはもちろん「うるおい」。
角質層のうるおい成分であるNMFやセラミドは、ターンオーバーの過程でつくられます。
つまりターンオーバーが乱れると、肌細胞未熟で、不完全になり、はうるおい成分が十分につくられないまま角質細胞になってしまうのです。
すると当然、うるおい不足の肌が出来上がってしまうのです。
もう一つは「肌のキメ」。
赤ちゃんの肌はとってもキメ細やか。
では・・・「キメ」とは一体何でしょうか?
国語辞典で「キメ」を調べると、「キメ(木目/肌理)=皮膚や物の表面の細かいあや」となっています。「あや」は「物の表面に現れた模様」。
つまりキメとは皮膚表面の模様のことです。
これが、細かく、整っていることが「きめ細やかな肌」というわけです。
肌は、細かい凹凸が無数にあり、盛り上がった部分が皮丘(ひきゅう)、くぼみの部分が皮溝(ひこう)と呼ばれます。
この皮丘と皮溝の落差や並びが、浅く細かければ、光が当たった時に均一に明るく、キレイに見えるのです。
逆に、深く粗くなると、乱反射光が明るい部分と暗い部分を作り出し、肌に影と作ってしまうのです。
そのキメを整えるのが「細胞間脂質」です。
細胞間脂質は細胞と細胞の間に存在し、うるおいでつなぐ働きを持っています。
角質層をつくっている無数の角質細胞も、この「細胞間脂質」によってうるおいで結ばれ、つながれています。
ですから、細胞間脂質が不足すると、角質細胞はばらばらになり、きちんと並ぶことができず、キメは粗く乱れてしまうのです。
細胞間脂質の減少は、外から化粧品などで保湿ケアを行うだけではなく、ターンオーバーを正常にし、肌細胞そのものの質を整えることで改善されます。
さらに、ターンオーバーの周期が遅く、長くなると、古い角質細胞が肌表面に残っている状態になります。
そうすると、細胞間脂質は乏しくなり、キメは粗く、乱れてしまいます。
古い角質がいつまでも居座ることで、キメは荒れ、くすんだ肌は、透明感を失い、ハリとツヤを遠ざけて行くのです。
この「うるおい」と「キメ」の2つ、どちらにも「ターンオーバー」が深くかかわっています。
ターンオーバーを整えることが、健康でハリのある肌をつくるカギといえるのです。