ターンオーバーは睡眠中に最も活発に行われます。
というよりは、質の高い安定した睡眠がターンオーバーを活発にするのです。
ターンオーバーは夜の10時から2時の間の4時間のうちに最も活発になります。
よく知られているように、これが「肌のゴールデンタイム」で、この時間帯に質の高い睡眠をとることで、作られる肌の質もたかくなるのです。
もしこの時間に、ターンオーバー以外のことにエネルギーやビタミンを費やしていれば、ターンオーバーがきちんと行われず、出来上がった肌は質の悪い、弱いものとなってしまいます。
実は、睡眠は加齢とともに質が悪くなっていきます。
若い時はぐっすりと眠れていたのに、だんだんと眠りは浅く、不安定なものになっていきます。
原因は加齢により自律神経のバランスに乱れが生じ、交感神経、副交感神経に影響してしまうからです。
ですから、眠るときの環境に目を向けて、眠りの質を向上させる努力が必要になります。
「努力」という言葉を使うと、なんだかとても大変そうな感じがしますが、ほんの少し、眠りの質を意識して睡眠に向かうだけでいいのです。
では具体的に、どんなことに気をつければよいのでしょうか?
質の高い睡眠を作るために気をつけること、それは高級な寝具を買ったり、サプリメントを何種類も飲んだり、などの特別なことではありません。
「毎日の生活+ほんの少しの工夫」で睡眠環境は向上します。
掟その1 眠る前に体温を上げる
睡眠は体温が下がっていくときに誘発されるというメカニズムがあります。
入眠時、脳の温度を下げ、熱を放出するために末端に血液が集まります。
そのため、手足が暖かくなるのです。
このメカニズムは、加齢とともに鈍くなるうえ、ストレスや外的刺激などの影響も受けやすく、放熱の効率が悪くなってしまいます。
ですから、眠る前に意識して体温を上げることで体温を下げやすくし、放熱のメカニズムを助けてあげることで寝つきがよくなります。
その最も身近で効果的な方法が「入浴」。
少しぬるめのお湯に入ると入浴後15分くらいで体温が下がり、深い眠りに入りやすい状態になります。
熱いお湯は交感神経を刺激して逆効果になってしまいますので、気をつけましょう。
軽い運動やストレッチで体温を上げる場合は、体温の上昇が大きいので、2時間後くらいに入眠のチャンスが訪れます。
掟その2 静かにする
睡眠中は、危険を察知して覚醒する「見張りメカニズム」があります。
このメカニズムは連続音には反応しませんが、突発的な音で誘発されます。
「ずっとうるさい」よりも「いきなりうるさい」が睡眠の妨げとなるのです。
入眠後は突発的な音がでないよう、家族に協力してもらいましょう。
掟その3 カーテンを薄くする
カーテンを朝日が入るくらい薄いものにすると、自律神経により目覚めが促され、睡眠に充実感が生まれます。
睡眠環境を整えて、ターンオーバーを正常化しましょう!