「ターンオーバー」とは、毎日休むことなく繰り返される肌の生まれ変わりのことです。
ターンオーバーの周期はおよそ28日。
生理の周期と同じだというのも、なんだか神秘的ですね。
目で見ると薄く、1枚に見える肌も、実は「4つ」の層に分かれています。
一番下の「基底層」から順に「有棘層(ゆうきょくそう)」「顆粒層」「角質層」。
そして、表面には肌の潤いを守る「皮脂膜」があります。
ターンオーバーでは、「基底層」で生まれた肌が、だんだん上へと押し上げられ、28日をかけて一番上までやってきます。
その28日の間に、肌細胞は様々な変化をとげ最終的にはがれおちていくのです。
| 第1段階 | 基底層 | 表皮の一番底の部分。 一般にも馴染みのある「ケラチン」や「メラニン色素」を生成する細胞でき構成されています。 ここでの細胞分裂がターンオーバーの始まりです。 |
| 第2段階 | 有棘層 | 細胞内の不用な成分が分解され、凹凸がなくなっていきます。 |
| 第3段階 | 顆粒層 | 顆粒層では、NMFや細胞間脂質を生成しています。 これらは、肌の保水能力の決め手となります。 |
| 第4段階 | 角質層 | 角質層では、肌細胞は角化し、核のない「死んだ」細胞となっています。 死んだ細胞というと、いらない細胞をイメージしてしまうかもしれませんが、これ以上変化しない完成形の状態という意味で、角質層の肌ももちろん大切な役割 を担っています。 それは「水分を蓄える」こと。 この角質に蓄えられた水分を、皮脂膜が閉じ込めることで、肌の潤いは守られています。 |
顆粒層までのプロセスがおよそ14日間、角質層で、残りの14日間といわれ、最終的には垢となってはがれおちていきます。
ターンオーバーは、加齢とともに周期が遅く、長くなっていきます。
ターンオーバーが遅くなると、肌の質は低下します。
肌質が低下すると、加齢肌は加速し、しわやしみなどのトラブルにつながっていきます。
それに加え、28日で剥がれ落ちるはずの肌を使い続ける事になるので、肌の表面は、角質が厚くなり、硬く、ゴワゴワとくすんできます。
(『加齢による肌リズムの乱れ』でも詳しく紹介しています。)
ターンオーバーは、加齢以外にも「ストレス」「食生活の乱れ」「睡眠不足」などの内側のダメージ、「紫外線」「傷、ケガ」「病気」などの外側のダメージの影響を受けてしまいます。
これらのダメージは、ターンオーバーの周期を短くし、未熟で不完全な肌細胞を作り出してしまいます。
未熟な肌細胞からつくられた肌は、非常に弱く、さらにダメージを受けやすくなるという悪循環を引き起こします。
(『加齢による肌リズムの乱れ』でも詳しく紹介しています。)